枕は美容にとって重要?「美容枕」で睡眠時間を美容時間に?
初めに
睡眠中に起こっているターンオーバーにより肌は生まれ変わります。
しかしこのターンオーバーには、成長ホルモンの力が必須です。
このホルモンは眠り始めてからずっと分泌されているわけではなく、3時間が重要といわれています。
この3時間に深い睡眠をしっかりとることが美肌へと繋がります。
睡眠中も美容効果を得られる、美容枕とはなにかをご紹介します。
「美容枕」とは
美しさをキープするために欠かせないのが、質の良い睡眠です。
すっきりとした目覚めは、その日1日の気持ちをポジティブにしてくれることでしょう。
それだけではありません。女性にとって嬉しいことに、肌や髪の調子を良い方向にもっていってくれるのです。
同じように7時間眠っていても、枕が合わず寝苦しさを感じたり、目覚めに体が痛むようなことがあれば、質の良い睡眠はとれていません。
美容に良いと言われる質の良い睡眠をとるためには、毎日使う枕へのこだわりも重要です。
特に、美容に効果のある枕のことを、「美容枕」といいます。
今回のコラムでは、美容の観点からみる枕の選び方と、どういった美容効果が得られるのかをご紹介します。
美容枕を使い、睡眠時間も美容時間にチェンジしていきましょう。
睡眠と美容の関係性
「美肌は夜作られる」という言葉を聞いたことはありますか?
睡眠と美容には深い関係があり、質の良い睡眠は肌の調子を整え、髪に艶を与えてくれます。
睡眠中には、アンチエイジングに大切なホルモンが分泌され、肌のターンオーバーを促したり、肌の老化を遅らせてくれたりと、女性に嬉しい効果があります。
質の良い睡眠は、シミやしわ、肌トラブルを防ぎ、きめ細やかで美しい肌に導いてくれます。
普段何気なく使っている枕ですが、枕が果たしてくれる役割はとても大きいのです。
美容枕の効果①ストレス軽減
どんなに高級な化粧品より、良い睡眠こそ美容には一番効くといわれております。
それほど、美肌と睡眠は深いところでつながっております。
美しいお肌を手に入れるためには、ぐっすりと眠ることが大切なのです。
お肌へ悪影響を与える要素の「ストレス」も、質の良い睡眠によって撃退できるもののひとつです。
体が休まるだけでなく、自律神経が整いストレスも軽減させてくれため、質の良い睡眠は美肌を作るのに欠かせない要素だと言えます。
美容枕の効果②シワ防止
質の良い睡眠をとると、「成長ホルモン」という物質が分泌され、アンチエイジング効果が期待できます。
成長ホルモンは、骨密度を高めたり、脂肪を減らしたり、健康な体を維持するために欠かせない物質です。
この成長ホルモンは、肌のハリをキープしたりシワを減らすような効果も期待できますので、美肌づくりにも欠かせない物質だと言われております。
睡眠不足になると、お肌の状態が乱れるのは、まさに成長ホルモンの影響を受けている証拠です。
美肌には欠かせない成長ホルモンを効率良く分泌させるためにも、質の良い睡眠をとるように意識しましょう。
美容枕の効果③美髪効果
質の良い睡眠をとることによって分泌される成長ホルモンは、お肌だけでなく髪にも良い影響を与えます。
毎日少しずつ伸びていく髪は、成長ホルモンが分泌されることによって傷ついた部分が修復され、新しく生まれ変わっていくのです。
質の良い睡眠がとれていなければ、修復・再生が促されないため、美しい髪を生み出すことができません。
美肌はもちろん、美髪を目指すためにも質の良い睡眠がとれるよう生活リズムを見直していきましょう。
美容枕の選び方
・機能や効能で選ぶ
美容枕の一番の効能は、質の良い睡眠を得られることです。
深くぐっすりと眠ることで美容にいいホルモンが分泌され、肌にツヤと潤いを与えるとともに、アンチエイジング効果を発揮してくれます。
自分に合った枕を使うことで質の良い睡眠が得られ、肌への悪影響であるストレスを軽減してくれるのです。
肌だけでなく、質の高い睡眠は髪の修復を促すため、髪にも良い影響を与えてくれます。
さらに、枕のくぼみが首を安定させることで、寝ている間に顔のゆがみ改善や小顔整体の効果が期待できます。
ほかにも、美容枕のなかには、就寝中の姿勢にも良い影響を与えてくれるものもあります。
夜の間に、自然と美姿勢を実現してくれることで、スマホやパソコンの使い過ぎにより、気づかぬうちになってしまっている猫背の解消にもつながります。
・枕の高さで選ぶ
枕を選ぶときに一番大切なのが、自分にピッタリな高さかどうかということです。
自分にとって、どの高さやサイズの枕が一番あっているのかは、体型や個人の好みによっても変わってきます。
高さの合わない枕は睡眠の質を下げ、肩こりの原因にもなります。
特に、どういう体勢で寝ているかというのが重要で、仰向けと横向きでは最適な枕の高さも変わってきます。
仰向けの場合は、立っている時と同様に、背骨がS字を描くのが最適な高さになります。
首と寝具の間に隙間ができると首に負荷がかかりますので、この隙間を埋められる枕を選びましょう。
横向きで寝る場合は、体の中心が一直線に寝具と平行に、視線はまっすぐに天井が見えることが望ましいです。
寝ころんだときに圧迫感を感じないか、また自然に寝返りができるかも確認ポイントです。
・枕の素材で選ぶ
枕を買う時は枕の素材にも注目しましょう。
睡眠時は特に、頰に圧力が継続的にかかる場合があります。
肌は刺激を受けるとメラニンが生成され、継続的に圧力などのダメージを受けると、ターンオーバーが正常に行われず、メラニンが蓄積しやすくなり、シミになるといわれています。
その点も踏まえ、自身の睡眠スタイルを一度思い返し、素材も選びましょう。
素材として代表的なものは、綿や低反発、高反発、パイプなどです。
綿素材の枕は、柔らかくふんわりと体にフィットしてくれます。
低反発と高反発の枕は、どちらも沈み込んでしっかりと首を支えてくれ、体に負荷をかけにくく作られています。
低反発枕は季節によって若干硬さが変化するという違いがあります。
枕の素材としてよく使用されるパイプは少し硬めの素材ですが、通気性と耐久性に優れています。
さいごに
質の悪い睡眠や、睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱し、ニキビや吹出物、目の下のクマなどができてしまう原因となります。
美容というとスキンケアを想像しがちですが、インナーケアとして睡眠の大切さを見直していきましょう。
自分に合った美容枕を見つけて、快適な睡眠環境をつくってみてはいかがでしょうか。