バナナジュースで健康と美肌を両立?大人の悩みも解消する効果とは?
はじめに
バナナは消化が良い食べ物なのですぐにエネルギーになってくれる果物です。
このため運動前の栄養チャージや小腹が空いたときにも摂取しやすく、手頃な価格で手に入るのも大きな魅力です。
そんなバナナは実の部分を食べることが多いですが、ジュースとしても楽しむ方も多いのではないでしょうか?
美容や健康など様々な分野の効果が期待できるバナナジュース。
どのような効果が得られるかご紹介いたします。
バナナで大人の体の悩みを解消?
バナナには、病原体から体を守る免疫細胞の働きを活性化させる効果があります。
さらに、豊富な食物繊維と、腸内の善玉菌を増やすフラクトオリゴ糖も含まれています。
この二つの成分が、腸の調子を整えてくれるのです。
近年の研究では、腸は消化器官というだけではなく、体の免疫細胞の7割を担う重要な臓器であることがわかりました。
免疫細胞の活性化&腸内環境改善効果の二本柱が、バナナによる免疫力アップの仕組みです。
バナナに豊富に含まれている「ビタミンB群」は、糖質、タンパク質、脂質といった、エネルギーとして使われなかった余りが脂肪に変わってしまう栄養素の代謝を促します。
さらに、脂肪燃焼を促す必須アミノ酸も含まれているため、コロナ太り解消の強い味方となるとのことです。
甘くて美味しいバナナジュースは、我慢なしのダイエットも叶えてくれるはずです。
バナナに含まれる栄養素から得られる効果とは?
・カリウム
ナトリウム(塩分)と互いに作用する栄養素です。
体内の余分な塩分を排出する働きがあり、むくみの解消や血圧の調整に働きます。
・マグネシウム
マグネシウムは筋収縮や酸素摂取、エネルギーの産出に大きな働きをしてくれます。
運動中に筋肉のけいれん、足がつるようなことを防いでくれます。
そういったトラブルは怪我や故障にもつながってきますので、運動をあまりしない人でも、日常生活で、足がよくつる人にはバナナジュースを飲むと改善されます。
・糖質
バナナには、でんぷん、ブドウ糖、果糖、ショ糖などさまざまな糖質が含まれています。
ブドウ糖は脳のエネルギーになり疲れているときに頭がスッキリする効果が期待され、果糖は血糖を上げにくく緩やかに体内に吸収される性質があります。
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果糖が太りにくい身体を作ると言われているのはこのことからです。
ショ糖はブトウ糖・果糖からなっておりいずれも自然な糖質は身体に必要なんです。
これらの糖質は体内で消化・吸収されるスピードがそれぞれ異なるので、腹持ちが良いのがメリットです。
・食物繊維
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、バナナには不溶性の食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、胃の中で水分を吸収し便のかさを増やして腸の働きを刺激し、便通を促してくれます。
また水溶性食物繊維も含まれており、この水溶性食物繊維は体の余分なコレステロールを排出してくれる働きがあります。
年齢とともにコレステロール値は気になるものですし、もし高いとなると生活習慣病を引き起こすことにもなりかねません。
・ポリフェノール
アンチエイジング効果が期待できます。
バナナを加熱することによりさらにポリフェノールは増加します。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、血管を強くし、動脈硬化を防ぐ効果があるとされています。
ポリフェノールをたくさん摂取することにより、肌の老化を防ぎ体の内側から若返ることができます。
熟したバナナほどポリフェノールの含有量が多いので、茶色い点(シュガースポット)が現れているバナナを食べるのがおすすめです。
・トリプトファン
必須アミノ酸の一つで、脳内の神経伝達物質「セロトニン」の基になります。
精神を落ち着かせたり、睡眠を促す働きがあるといわれています。
女性特有の、月経前、イライラや精神的に不安定になり、やたらお腹がすいて食べ過ぎてしまう月経前症症候群PMSを軽減する働きもあります。
バナナジュースの効果
整腸作用
バナナジュースの主役であるバナナには食物繊維がたっぷりと含まれているため、摂取することで整腸作用が整います。
腸内環境を改善することは便秘の解消にも繋がるので、便秘でお悩みの方にはバナナジュースがおすすめです。
また、甘く熟したバナナにはリン脂質が豊富で、免疫力を強化する作用もあります。
胃潰瘍の抑制作用もあるので、胃の調子にお悩みの方にもピッタリです。
デトックス作用
バナナにはカリウムが含まれているので、余分な水分を排出する効果が期待できます。
体内の余分な水分が排出されると、むくみを解消して血行を促すきっかけにもなります。
ダイエット効果
バナナにはビタミンB群やマグネシウムなど、ダイエットに必要な栄養価が豊富です。
これらの成分は糖分やタンパク質などの代謝を上げてエネルギーにしやすくしたり、ペクチンで血糖値の上昇を抑える働きもあります。
更にバナナによる整腸作用やデトックス効果もプラスされ、ダイエットを効果的にしてくれます。
貧血予防効果
貧血予防には、赤血球の材料である鉄分の他、鉄分の吸収を高める銅も必要になるのですがバナナにはこれらの必要な成分がすべてそろっているので貧血予防に効果的です。
そればかりではなく、葉酸も多く含んでいるので、葉酸欠乏性貧血にも一役買っています。
食べる時間による効果の変化
朝の糖質は脳にもよく、目覚めを助けます。
食欲のないときでもジュースなら飲みやすいですよね。
水分と糖質が、朝の体に良いです。
また食物繊維が腸の働きを助けますので、便秘の改善にも効果があります。
夜に食べるとセロトニンのリラックス効果で良い眠りにもつながり、十分な睡眠は美肌へも繋がります。
さいごに
バナナはそのままいただいても美味しいですが、ジュースにすることによって水分と糖質を一緒に摂取することができます。
牛乳や豆乳で作ることによって、他の栄養も効果的にとることができ、牛乳であればカルシウム、豆乳であれば、大豆イソフラボンが、女性ホルモンに近い働きをしてくれるので生理前、生理後の体調がすぐれないときにとても効果的です。
また大豆イソフラボンには、老化防止の効果も期待できますので、その日の体調によって、様々な組み合わせでお楽しみください。